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3月決算にみる中小企業の現況観察2022.05.30

トピックス

中小企業の決算月を見た場合、相対的に3月が多くなっています。

その理由は大手上場企業の大半が、3月決算を選択しており、その

下請け、孫請けである中小企業がそれに追随した格好になっていること

が一つと元々行政の決算が3月であることや、個人事業から法人成りを

する際に個人の確定申告が2月16日から3月15日までということ

で個人申告後の4月から法人をスタートさせるケースも多くあります。

そのため、私たちの決算申告作業も3月決算が年間のうちに突出して

おり、当事務所ももれなく3月決算に追われます。

締めが3月で申告書提出が5月末までとなりますので、ゴールデンウィーク

が終わったあたりから、怒涛のように1ケ月が過ぎていきます。

終わるのか?いや終わらすでしょう。と従業員さんたちと日々悪戦苦闘

しながら、今年も全ての申告提出が無事完了いたしました。

今年は、コロナ感染症拡大の影響を受けて大ダメージを受けていると

思いきや、昨年の秋ごろからそれまで様子をみて停止していた事業が動き

だし爆発した結果、究極の過去最高益をあげた会社もありました。

みな、そこそこに利益を上げて納税もしているので景気はそれほど悪く

ないのではと感じています。

しかしながら、同業種でもあまり芳しくない会社があったりと差があるのは、

その会社の運なのか手法の違いなのか深い分析が必要とし、今後そのあたり

を追究していこうと考えているところです。

これからは、7月10日までに源泉所得税の半年納付と労災申告書の作成

納付と毎年のルーティンに追われますが、決算申告の会社が徐々に少なく

なっていきますので、少し息抜きができる時期に入っていきます。