気が付けば2024年も半分過ぎておりました。
今年に入ってから政府の税制改革に翻弄され、税理士事務所はアタフタ、バタバタの
バテバテです。
昨年10月からのインボイス制度導入により決算組みがより時間がかかるようになり
ました。
年明けからは、電子帳簿保存法が義務づけられたもののこちらはまだまだ進まない様子です。
答えとしては今のところPCへの請求書および領収書のPDF化保存とメール添付送付と
いった簡便な使用方法を提案しております。
そして、6月からは定額減税の始まり。こちらも当初はなにがどうするのかぼんやり
して明確なお答えをすることができませんでしたが、5月くらいからようやく具体化
してきました。しかし、その手法がやはり都度々補足され、結果引ききれない余りは
給付金として支給されるという。それなら最初から3万円給付してくれれば給与計算
で何か月も引き算せずに済むのにね。という話です。
個人事業主や不動産賃貸業で給与所得がある方の予定納税からの定額減税について
ややこしい案内・通知書が届いていたものですから、返信封筒が入ってたりいつもと
違う様子にみなが戸惑ってしまった様子です。
給与所得者は会社から定額減税をうけるので事業所得や不動産所得に対する税額から
マイナスしなくてもよいのですが、予定納税からすでに3万円がマイナスされていたり..
となると給与所得の税額からも引かれ、不動産所得の税額からも引かれダブルとなるので、
どこかで調整しなければなりません。
これも給付金にしていれば決着していたのに残念です。
個人の資産運用の観点からは新NISAが始まりました。
昨年までのNISAからより利用されやすく配当に対する税額が非課税になるという点は
変わっておりませんが、投資の金額の上限が高くなりました。
私も新NISAについての商品は金融機関からレクチャーを受け勉強中です。
やってみて、取得したことはどんどんクライアントの皆様にお話ししていきたいと
思っております。みんなで活用新NISA制度!
とあれやこれや上半期のご報告でした。
新紙幣の発行も開始されました。下半期もがんばりましょう。